非城識人ノート

日本の城、中世史、読書、思いつき…など

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

高橋秀樹著『中世の家と性』(山川出版社日本史リブレット、2004年)

高橋秀樹著『中世の家と性』(山川出版社日本史リブレット、2004年)読了。 「家」を単位とする社会へ移り変わった中世。同時期の文献資料や絵画資料から、結婚や居住、家の継承や家産の相続、家内のジェンダーなどの様相を探る1冊。 高橋秀樹著『中世の家と性…

黒田基樹著『今川のおんな家長 寿桂尼』(平凡社、2021年)

黒田基樹著『今川のおんな家長 寿桂尼』(平凡社、2021年)読了。 戦国大名今川家の当主代行を務め「おんな戦国大名」とも称される寿桂尼の生涯を、彼女の発給した文書や公家の日記から丹念に検討し、戦国大名家における「家」妻の地位を明らかにする1冊。 黒…

藤木久志著『土一揆と城の戦国を行く』(朝日選書、2006年)

藤木久志著『土一揆と城の戦国を行く』(朝日選書、2006年)読了。 日本の戦国時代における「内戦の村」の様相について叙述した8編の論文を、土一揆と飢餓と戦争の関係と、戦場の村と城の関係の2つの焦点に分けてまとめられた1冊。 藤木久志著『土一揆と城の戦…

読書計器

先日、勉強会で「読書メーター」なるコミュニティサイトの存在を知り、試しに登録してみた。 これまで読書の感想に関しては、Twitterで呟いてきた。 最近では読書感想をこのブログでも投稿してきたが、この読書メーターでは、本に対する感想を投稿できるほか、…